2025年5月25日、埼玉県の秩父ミューズパーク(秩父市・小鹿野町)で開催される、第75回全国植樹祭のウェルカムゲートを、本学大学院理工学研究科 建築学専攻の伊藤暁研究室が制作しています。
ゲートは、式典エリアとおもてなし広場という、異なる二つのエリアの間に設置されることを考え、ゲートを鳥居と見立て、境界を取りもち、奥行きの感じられる空間を目指した方向性で検討していくとともに、木材の性能や特性を最大限引出し、表現するための「レシプロカル構造」を用いて制作されました。また、レシプロカル構造の中でもレオナルド・ダ・ヴィンチが提案した仮設橋を参考に、部材寸法寸法を小さくする事で自主施工可能で解体も視野に入れたデザインとなっています。
制作に携わった学生からは、「設計したものを実際に建てることの難しさと楽しさを感じたプロジェクトでした」、「施工をおこなう中で少しの調整の積み重ねをしていく面白さを学びました」、「大学院での活動を通して式典に携わることが出来て光栄でした」といったコメントがありました。
第75 回全国植樹祭 ウェルカムゲート 『交わり、支え合う』
東洋大学大学院 理工学研究科 建築学専攻 伊藤暁 研究室
保坂勇飛/深井瑞紀/高橋龍平/佐々木亮介/黎偉東/新山千尋/奥山拓乙
イメージパース
制作風景1
制作風景2